それはただの私立保育園

oiroke2005-09-14

中日新聞のコラムが面白すぎる。
斉藤学という精神科医「“保育”の民営化」というのを書いている。
内容は、大阪市の寝屋川というところが保育所の民間委託を始めたことをとっかかりにして、保育園を民営化すれば「保育サービスの内容と費用が多様化し、利用者は事情に応じてサービスを比較検討できるようになる。つまり保育サービスの市場化」を果たせば、自動的に「子を持つことを考える女性」も増えるハズだと説く。
これで自治体の経費も削減されればいいことずくめ、みたいだけどホントにそうか?
もちろん「自治体の」経費は減るだろう。
でも、「住民の」経費は確実にアップする。
だってさ、
この「保育園の民営化」って、単なる「私立保育園」のことだもん!
みんな慶応幼稚舎に通えば、そりゃ自治体の経費は減るだろうよ。
でも、保育所に子供を預けている親たちのほとんどは、芸能人じゃない。
多様化?
そんなもの共稼ぎの普通の家庭に何の意味がある?