『嫌われ松子の一生』は泣ける
原作にまったく興味が無いので敬遠していたんだけど、
中谷美紀の本があまりに面白かったので映画の方の『嫌われ松子の一生』見てみることにした。
…なるほど、これはスゴイ映画だね。
久々にガツンと来た。美しいラストシーンでは牛乳ビン一本分くらい泣いた。
嫌われ松子の一生 通常版 | |
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最後の中谷美紀の表情は、『アメリカン・ビューティー』のケビン・スペイシーに匹敵するね。
…でも、はっきり言って二時間は長い。
荒川良々の床屋の出会いから、刑務所に入る件は傑作なのでその辺は繰り返し見ても飽きないんだけど、それ以外はちょっと話が重過ぎる。
このあたりに中谷美紀のまじめさがにじみ出ている気がするのだけど、この映画を観て彼女のをミスキャストと感じたひとは、多分そういう重さがつらかったんだと思う。
もしくは金曜日の麻生久美子で完全なコメディとして作ったらよかったのにね、ともさかりえも付けて。