脳内音楽漬け
今さらながら「BECK」(ハロルド作石)に「のだめカンタービレ」(二ノ宮知子)と「NANA」(矢沢あい)を読み始めている。「BECK」と「NANA」はバンド、「のだめ」はオーケストラ。
ようするに全部音楽マンガ。マンガが売れない、CDも売れない。でも、音楽マンガは売れている。変な現象である。音楽は絵で見て、脳内で聴いてるのが一番いいってことなのか。
でも、これはちょっと不思議なことである。
映画になった「NANA」は別として、「BECK」がどんな感じのバンドなのかは全くわからないし、ある程度クラシックの素養がないと「のだめ」の演奏場面もちんぷんかんぷんだろう。
なのに、売れているのである。
いったいひとびとは、どんなメロディを頭のなかに浮かべながら「BECK」を読んでいるんだろうか?
「のだめ」の「ラプソディ・イン・ブルー」の演奏場面でみんなが口ずさんだのは、ほんとうにガーシュインのあの曲なんだろうか?
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――ものすごい気になる。これってトリビアの種になりませんか?
そうそう、町山智浩さんのラジオで話していたんだが、矢沢あいの「NANA」は現在「アメリカで一番売れている本」(マンガ限定でなく)なんだそうである。
パフィーに続いて、中島美嘉が今度アメリカ上陸を果たす日も近いかも。